【中2】化学式(単体と化合物)

単元:化学式(単体と化合物)問題の解き方

講師
講師
今日は化学式について学習していくよ。化学式とは,酸素や水などの物質を原子記号を使って表したものを言います。
例えば酸素はO2,水はH2Oのような化学式で表すことができます。 Chemical-formula
生徒
生徒
物質によって数字がついていたり、ついてなかったりしてるけど、これはなぜですか。
講師
講師
良い質問ですね。これはその物質が分子をつくるかどうかで変わってきます。
例えば気体の酸素は、下のように酸素原子(O)が2個結びついた酸素分子がたくさん集まってできています。この酸素分子を記号で表したものがO2です。つまり、右下の2という数字は、酸素分子に含まれている酸素原子の個数を表しています。 化学式 単体と化合物 水も同様です。液体の水は、水素原子(H) 2個と酸素原子(O)1個が結びついた水分子がたくさん集まってできています。そこで水分子1個を代表させて水をH2Oと表しています。 化学式 単体と化合物 このように、分子をつくる物質は、分子モデルを記号で表したものが化学式になります。
生徒
生徒
なるほど。では銅や塩化ナトリウムに数字がないのはなぜですか。
講師
講師
鉄やナトリウムなどの金属は、酸素や水と違って分子をつくりません。
たとえば鉄は、下のように鉄原子(Fe)がたくさん集まってできています。そこで鉄原子1個を代表させて、鉄をFeと表しています。 化学式 単体と化合物
また酸化銅や塩化ナトリウムのように、金属と他の物質が化合したものも分子をつくりません。
例えば塩化ナトリウムは、ナトリウム原子(Na)と塩素原子(Cl)が1:1の割合でたくさん集まってできています。そのため、ナトリウム原子と塩素原子を1つずつ代表させて、それぞれの元素記号をつなげたNaClと表しています。 化学式 単体と化合物
また金属以外の物質で、炭素(C)や硫黄(S)も分子をつくりません。そのため元素記号をそのまま用いて炭素はC、硫黄はSと表します。
生徒
生徒
うーん、なんだか難しくなってきました・・・。
講師
講師
中学校では、分子をつくる物質は気体(炭素は除く)と水、分子をつくらない物質は金属・金属が化合している物質・炭素・硫黄と覚えておけば大丈夫です。
化学式 単体と化合物
化学式 単体と化合物
生徒
生徒
なるほど。頑張って覚えます‼
講師
講師
では最後に,単体と化合物について説明しておきます。
単体とは,酸素(O2)や銀(Ag)のように1種類の原子のみでできている物質をいいます。
反対に化合物とは、水(H2O)や塩化ナトリウム(NaCl)のように2種類以上の原子でできている物質のことをいいます。
その物質が単体か化合物かを答える問題はよく出題されるので、分類できるようにしておきましょう。
化学式 単体と化合物
化学式 単体と化合物
生徒
生徒
物質の化学式を覚えていれば、記号を見て原子が何種類含まれているか分かるので、単体か化合物か判別出来そうですね。
講師
講師
そうですね。中学校でよく出る物質と化学式について下にまとめましたので,少しずつ覚えていきましょう。

ITTO長野の中学生理科プラン

学習の状況や志望校をお伺いしながらプランはご案内させていただきます。詳しくは各教室まで。例えばこんなプランで


ITTO長野の中学生理科プランのお問い合わせ

LINEで問い合わせ

※下のボタンをクリックして、お友達追加からお名前(フルネーム)とご用件をお送りください。
篠ノ井校LINE
川中島校LINE
青木島校LINE

    お問い合わせ内容 (必須)

    最寄りの教室 (必須)



    ※入力頂いた情報は、お問合せ内容に対応する目的のみ使用し致します。
    ※お子さまとの相性ややる気を重視している為、しつこい勧誘や営業活動には使用致しません。
    送信完了まで処理に時間がかかりますので、何度も送信を押さずしばらくお待ちください。
    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.